昨日のブログ「 乙女座の満月 」の中で、『心に響くことだけをやりなさい』(ジャネット・アトウッド/クリス・アトウッド著、フォレスト出版)という本をご紹介しました。
この本は、簡単にまとめると、「パッション」(=情熱)を明確にして、自分らしいワクワクした人生を生きよう、と提案している内容のものです。
以下の文章は、その本の中の、夢実現のプロセスにおいて、「委ねる」ことについて書かれている箇所です。
(本文より引用)
「パッションを実現する方法はたくさんあります。
私たちは今まで、何かを達成したいと思ったら、まず計画を立てて実行する、良い仕事をしたらその成果を受け取れる……と教わってきました。
その方法が上手くいくこともあるでしょう。
しかし、完璧な計画を立てたのにもかかわらず、まったく期待通りに進まないように見える場合もあります。
そういうときは、「自分の夢を叶える方法はこれしかない」と考えていることが多いので、注意が必要です。
必要なのは、オープンであり続けること(心を開くこと)です。
人生に起こる良い出来事は、自分が予想した通りには起こらないものです。
自分が計画していないこと、期待していないこと、望んでいないこと……、そういうことが起きたときは、自分の意志を手放してしまうことです。
そして、神の意志、大いなる自然の力に委ねましょう。
あなたの人生がどう花開くか観察し、目の前に現れた出来事を受け取るのです。」
私の経験上、何か目標を達成しようとして、上手くいかない時は、達成への意志が、いつの間にか、期待や、執着心にすり替わっていることも多いように思うのです。
そのような時は、自分の力だけでどうにかしようとせず、「委ねる」ということが大切なのですね。
また、自分の夢や願望は、どのように実現されていくのか、予想がつかないから、面白いとも言えます。
人生のすべて、未来が完全に、前もってわかっていたら、ワクワクもしないし、新鮮な驚きや感動もなくなってしまいますね。
もし苦境に陥ることがあっても、自分のやり方を手放し、すべてを委ね、思いもよらない形で、人生が展開していくのを楽しむ・・・それが夢を実現していくプロセスでの醍醐味の一つなのかもしれません。