インナーチャイルドの癒しの手法の中に、イメージワークというものがある。
自分の中に住んでいるインナーチャイルドをまず想像してみる。
3歳から幼稚園くらいの子供の自分をイメージする。
そして、大人の自分が、その子がどんな表情をしているか読み取ったり、気持ちを汲み取ったりする。
「頑張ったね。」
「大好きだよ。」
「これまで大切にしてこなくてごめんね。」
「もう我慢しなくていいよ、一杯泣いていいんだよ…。」
愛の言葉かけをしながら、ぎゅーっと抱きしめる。(もちろんこれもイメージで)
このようなワークをする時、初めは、「なんだか恥ずかしい」という思いが出てくる。
そんな時に有効なのが、自分のインナーチャイルドは、「全くの赤の他人」と思うようにすること。
自分自身に対して、「頑張ったね」「大好きだよ」と話しかけるのは何だか躊躇してしまう、という方でも、「インナーチャイルドは別の人格」と思えば、まだ気楽にできるのではないだろうか。
(脳科学の最近の研究によると、実際私たちの中にはたくさんの別の人格がある、ということだ。でもこのお話はまた別の機会に。)
インナーチャイルドの癒しは、恥ずかしいという思いを手放して、とにかくやってみること。
それが、本当の純粋な自分自身に還(かえ)る第一歩になる。