今日パッと開いてみた本のページに、以下のような文章が書かれていました。
しばらく前にベストセラーになった『月の癒し』(ヨハンナ・パウンガー、トーマス・ポッぺ著、飛鳥新社)からの引用です。
「自然界のものにはすべて、リズム、音、呼吸、光、振動があります。
また恒星からちっぽけな細胞に至るまで、すべてのものは活動しています。
不変で、恒常的なものなど何一つありません。
すべては生まれ、成長し、成熟し、消滅していきます。
自然に身をゆだねて生きること、それがひいてはバランスのとれた健康的な生活を
送ることにつながっていくのです。」
昨日のブログ「生々流転」とも関連しているお話ですが、私が大事にしたいと思っているのは、自然、宇宙、そして自分自身のリズムとサイクル。
これは毎日の生活や人生そのものの“流れ”や“波”とも言っても良いかもしれません。
自然界には、四季や、潮の満ち引き、そして誕生と死など、リズムとサイクルがあります。
そして人生や、人の毎日の心身の状態も同様です。
私たちの社会では、波が常に高い状態がイコール“良い”とされることが多いように思うし、以前は、私もそのように捉えがちでした。
ですが、実際は、海の波にも高と低、両方あるように、人生や自分の毎日の状態にも、リズムとサイクルがあります。
最近気に入っている捉え方は、波の高低があることは、良い、悪いを超えて、全体として“順調”である、という考え方。
不変であるものは何一つなく、すべてにリズム、サイクル、波があり、現象も移り変わっていくことを知っていれば、どんな状態にあっても、今目の前の現実に抗(あらが)わず、無理に変えようとせず、ありのままを受け入れ、流れに任せようという気持ちになれると思うのです。
そして、その上で、今出来ることを楽しみながらやっていく・・・
そのような姿勢が、“今”という時間を大切にする生き方にもつながるのではないだろうか…と思います。