プラハ。
プラハは、長い間私の秘かな憧れの地だった。
何故なら、パリに住んでいた頃、フランス人を始め、周りの友人たちが口々に「素晴らしい」と絶賛していたから。
そして、実際、赤レンガの屋根が空に映える、とても美しい街だった。
↓ 最大の見どころの一つとされているカレル橋。
そして、到着して街の中心部をブラブラしていたところ、発見したのが何と、この「天文時計」!。
旧市庁舎の塔の壁に作られたもの。
時計のようなものが二つある。上の部分の拡大写真 ↓
これは当時の宇宙観、つまり天動説に基づいて、地球を中心に回る太陽、月、その他の天体の動きを示し、一年をかけて一周するもの。プラネタリウムと呼ばれているとの事。
これはまさに占星術で使うホロスコープそのものだ‼ (興奮)
そして、よーく見ると、黄金の手と太陽が獅子座を示しているのが見える! まさに今は太陽が獅子座の季節である。
この時計の作者に関しては、二つの言い伝えがあるそう。
その一つが15世紀ごろの天文学者が作った、というもの。そして、この天文時計はメカニズムが当時としてはとても素晴らしく、市民からも絶賛されたという。
天文学と占星術とはもともと切っても切り離せないものなのだろう。
奥が深いものとはわかっていたけれど、実際に長い歴史を持つ占星術。
何だか急に占星術の歴史についても、もっと学びたい気持ちが芽生えてきた。
500年程前に作られた、この天文時計が「歴史も面白いよ。もっと学んでみたら?」と伝えてくれた気がする(!)