私が今、「人生の目的は何か?」と聞かれたら、「本当の自分になっていくこと、そしてそのプロセスそのもの」と答えるだろう。
人生は‟旅”に喩えられることが多い。
そして、「本当の自分になっていく旅」こそ、きっと最も生きる醍醐味があるものではないだろうか。
人生の旅の途中では、様々な人たちや出来事と出会う。
驚き、感動、発見。
そして、ありとあらゆる感情体験。
迷いや葛藤ももちろん生じるし、「しんどい」と感じることもある。
けれど、もしも、それが、「本当の自分になっていくプロセス」に沿っているなら、心の奥底では「乗り越えられる」と信じていられるような気がする。
本当の自分と出会いたくて、でもそれがどこにあるのか、わからずに、もがき、ただ外側だけを見続けていた時、私は内面に虚(むな)しさを感じていた。
外側ではなく、内側を見始めたことによって、その虚しさは消え始めていったように思う。
そう、「本当の自分」とは、私たちの内側にあるものだ。
私は、これからも本当の自分になっていく旅路を、その時々の様々な景色を味わいながら、続けていこうと思う。