昨日18日に、水星が魚座に移動して、現在の星の配置を見ると、魚座に水星、海王星、太陽の三星が集まっています。
魚座というのは12星座最後の星座。
私にとって、魚座は「すべての生きとし生けるもの」への慈(いつく)しみを持つ星座。
魚座は、占星術の四元素「火、地、風、水」の分類では、「水」の星座です。
「水」は、感情を表し、魚座の「水」は、しばしば“海”に喩(たと)えられます。
すべての生命が生まれ、育まれ、そして帰結していく場所としての海です。
“海”とともに、私はこの魚座から“羊水”を連想します。
私たちが、お母さんのお腹の中にいた時に包まれていた、“いのちのお水”が羊水です。
この“いのちのお水”は、赤ちゃんを保護し、温める役割を持つもの。
このお水が無くなると、赤ちゃんは成長していくことが出来ません。
いのちが、それ自体のペースで、おのずから成長していこうとする姿を、受け入れ、包み込む、慈しみの水―――それが、水の星座である魚座を象徴する、最(さい)たるもののように、私は感じます。
慈しみとは、いのちがどんな状態にあっても、その営みを、ただ信頼して、見守ること。
春分直前の大きな節目の今、魚座の慈しみのエネルギーが、天空から私たちに注がれているようです。